(申込みに関する内容は、申込み編を参照してください。)
概要
私が申し込んだ「オールインワン280+」の検査レポートには、下記2つに分類される項目に対し、その項目に関係する遺伝子情報による評価と、それらの評価を踏まえた生活改善アドバイスが含まれている。生活改善アドバイスは、MYCODEのマイページにある生活習慣アンケートをWeb上で回答することにより、より自分に合ったアドバイスになる。- 発症リスク(152項目[2014年8月時点])
検査レポートでは、がん、生活習慣病など、全部で約150種類の疾患についての発症リスクが日本人平均との比較して何倍であるかが、下図のように示される。
- 体質(130項目[2014年8月時点])
検査レポートでは、見た目の特徴、食習慣、血液・代謝関連の項目など、約130種類の体質の遺伝的な傾向が3段階評価として、下図のように示される。
自分は申し込まなかったけど、Web上では有料オプションとして管理栄養士にWeb上で直接相談することができる「生活改善プログラム」というのもある。
また、うれしいことに、今後検査レポートに対し、新たな検査項目を追加したり、すでに結果が出ている項目を最新のもに更新するということを予定しているらしい。
内容について
検査レポートの発症リスクの中で比較的高かった項目(1.80倍以上)は、以下の項目だった。親戚にはがんで亡くなった方が何人かいるのでもっとがん関連の発症リスクが高くでるとおもったけどそうでもなかった。ただ、血液関連の発症リスクは比較的高いように感じた。それと、円形脱毛症はちょっと気になるな。。。
抗好中球細胞質抗体(ANCA)関連血管炎
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心臓・循環器
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2.83倍
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ウェゲナー肉芽腫
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内分泌・血液・代謝
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2.77倍
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食道がん
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がん
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2.61倍
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円形脱毛症
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その他
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1.94倍
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アルコールとニコチンの共依存症
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その他
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1.93倍
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関節リウマチ
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骨・関節
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1.87倍
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全身性エリテマトーデス(SLE)
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骨・関節
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1.80倍
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実際の発症リスクのレポートにはリスク数値以外に、解析したDNAの遺伝子型の説明や予防や発症の促進につながるとされる環境要因などが解説されており、とても参考になる。
どういった内容かは公式HPの「検査メニュー」のページの下の方に「サンプルレポート」があるのでそちらを参照するとよいと思う。
それから体質の項目には、「見た目の特徴」、「食習慣」、「血液・代謝」などの分類があるのだが、その中でちょっとおもしろいなと思った項目には以下のようなものがあった。
- 見た目の特長
- 目の機能(近視や遠視の指標)
- 小麦色の日焼けのしやすさ
- 目の色(青に近いかどうか)
- そばかすのできやすさ
- 胸のサイズ
- 食習慣
- アルコールによる顔の赤くなりやすさ
- 飲酒傾向
- 苦味(PROP)の感じやすさ
- 血液
- 血圧の高さ
- 白血球の数
- ヘモグロビンの量
- 血小板の数
- 血糖値の高さ(空腹時)
感想
発症リスクとかは、正直もっと偏るのかと思ったけど案外平均に近いんだなというのが正直な思い。ただ、自身の体の傾向がわかるのでいろいろ生活改善には役立つ気はする。それから、検査レポートの遺伝子の説明や疾患に関する説明は見ていてなかなか興味深いものがあり、それだけでも価値があるかも。