2012年7月7日土曜日

B&W(Bowers & Wilkins) CM5 購入しました。

先日、スピーカー新調してからおよそ一週間たちエージングもそこそこ進んだ感じなので感想などを書いてみる。

B&W CM5(写真上)を購入する前は、DIATONE DS-600ZA(写真下)を使用していました。DS-600ZAもかなり気に入っていた良かったのですが、少し音の立ち上がりが遅くキーボードなどを繋げると音のアタック部分が若干消えてしまうところだけが不満でした。そこで今回は、なるべく音の立ち上がりがクリアな音を求め、予算と相談した結果CM5に決定し購入しました。
ウーハーとか買うつもりがないので、ホントはもう少し大きなクロージャーのスピーカーが良かったんだけど、DS-600ZA位の大きさのスピーカーが少なくなってきたのと、トールボーイ型ではちょっと部屋に置くスペースを確保するのが難しいという点もCM5にした理由の一つ。
自分自身オーディオマニアというわけでもなく、そんなにいろんなスピーカーの音を聴いているわけでもないのため、感想は前に使用していたDS-6000ZAとの比較っぽい点があると思いますがご容赦願います。

CM5の視聴環境

オーディオマニアではなけれど、今回はケーブルなど可能な範囲でいろいろ頑張ってみました。
  • スピーカー Bowers & Wilkins CM5(色はローズナット)
    今回購入したスピーカー
  • アンプ Pionneer VSA-920TV、ゲーム機、楽器などを色々なソースを接続するために、以前購入したAVアンプ。
  • ケーブル BELDEN 1810Aスピーカーと一緒に新調した4芯のケーブル。思ったより柔らかく引き回しが楽でした。
  • インシュレーター audio-technica ハネナイトAVインシュレーター

まずは、アンプとスピーカーとの接続方法ですが、一般的な接続方法として大きく分けると3パターンあります。

  • Single-wire(シングルワイヤ)
    一般的な接続方法。アンプの±とスピーカーの±をそれぞれ1本のケーブルで接続する。
  • Bi-wire(バイワイヤ)スピーカー側のLHの±とアンプの±を4本のケーブルを使用して接続する  。アンプ側の±は1つで、それぞれ2本接続する下図(右側) 。(Bi-wire接続する場合はブリッジ金具を外して接続する。)
    ※Bi-wire接続することでスピーカーの高音域と低音域の干渉を少なくするらしい。
  • Bi-amp(バイアンプ)アンプ側の対応が必要となるが、Bi-wireをパワーアップした感じで、アンプ側の±がそれおれ独立した回路から接続する形。アンプ側の回路も別になるので更に干渉が少なくなる。
    (VSA-920にはゾーン2(メインとは別の機器を接続するための回路)をBi-amp用の回路として使用するモードがある)

ホントは、Bi-ampで接続したかったんだけど、ゾーン2を別室用のアンプと使用しているため、Bi-ampはあきらめ、今回はBi-wire接続することにしました。スピーカー側の接続は左の写真の様な感じになります。

CM5の感想

まずは、エージングしつつ感じた全体的なイメージ、
  • ファーストインプレッション(購入直後)
    高音がキツく、音が軽い。ただ、中高音の鮮明さは流石。
  • 2日後(エージング15時間位経った頃)
    高音のきつさが少しとれ、全体的にまとまってきたけどやっぱり低音が軽い。
  • 1週間後(エージング30時間以上経った頃)
    中高音と低音のバランスが良くなり、全体的なレベルが数段上った感じになった。ただ、やっぱり低音はやっぱり少し軽い感じがする(これは以前使用していたスピーカーの低音がかなり強いためだと思われる)。
このスピーカーは、エージングによってかなり感じが変わるようです。特に購入直後の音は、お店で聴いたのと全く違い、何か接続を間違えたかと思うレベルです。
エージングが進むと全体的な音のバランスが良くなり、まとまり感が増してくるようです。中高音は音の立ち上がり位も早く、鮮明な音が素晴らしいです。ただ、ある程度の音量で鳴らさないと低音がほんと弱い感じです。低音が弱く感じた場合、少し音量を上げてみると良いかもしれません。
音質は素直な感じで、アンプ側のエフェクトによく反応してくれます(というか効き過ぎな感じがしてすぐに戻してしまうのですが。。。)


空間的な感じはしないので、映画などにはあまり向かないかもしれません。(ただ、アンプ側である程度カーバー可能?)。また、低音の「ず~ん」という感じは、あまりでなっく映画を視聴するにはウーハーが別にないと物足りない。
ハイハットやシンバルのような音は残響が少し耳に残ります。


最後に楽器種別毎の感想

  • 弦楽器系(ストリング系)高音域は少しきつい感じがするけど中低音から高音域の間は、響きが素晴らしい。スピーカー本体が単板で作成されているという事前知識によるプラシーボ効果もあり、スピーカーが共鳴しているような感じすらする。
  • 鍵盤系(ピアノなど)
    音の粒が鮮明でとても心地良い。
  • 管楽器系特にないというか、全体的に高レベルな音であるのは間違く、突っ込みどころがない。
  • ドラム関係
    ハイハットなどの残響が少々耳障りな感じ。音の粒が細かいせいか、ドラムの音が軽い感じになる。
  • ボーカル音は鮮明で前に出てくる感じ。ただ、ボーカルが際立ちすぎるのか、他の音とあまり馴染まない感じで聴こえる(極端に云うとバックの演奏と独立した感じで聴こえる)